昔から時代と共に建物も様々な形状、建材で造られてきました。そんな建物において大きな開口部の建具として長く活躍しているのが「シャッター」です。開口部の建具としては「扉」「ドア」「戸」が一般ですが、開口が大きくなればなるほど、それら開き戸タイプの建具では、開閉が重くて難しくなってしまいます。重いだけでなく、風によって体を持っていかれる危険もあります。その点、シャッターは少しの力で持ち上げた後、シャッター上部にあるスプリングの力で巻き上げることが出来るので開閉が非常に容易です。電動式タイプもあるので、ボタン一つで開閉することも可能です。また上下に巻き上げる機構なので、風で体を持っていかれる危険もありません。気密性では扉などよりはやや劣りますが、車庫や倉庫のようにさほど気密を気にせず開口に頻度がある建具、店舗玄関など防犯・防壊用の建具にはシャッターは適した建具の一と言えます。ただ、風には問題が少ないとは言いましたが、風の強い地域、海岸部、高所などで使用する際は、大きな面積で風圧を受けるため、強度的に少し注意が必要です。スラットと呼ばれるシャッター板の厚みを厚くしたり、間柱を設けたりなど、補強策を講じなければならない場合もありますので、設置する時はよく地域性・用途を検討して採用するようにしましょう。シャッターの取り付けをはじめ、修理、電動式への交換などをお考えでしたら、本サイト「シャッター110番」をご利用ください。